©2021 Reiko Shimizu

我々は音楽という名の共通の母を持つ兄弟である。そして彼は音楽そのものである。

― ディノ・サルーシ/世界的バンドネオン奏者

Amazingだ!こんなシンプルな楽器からどうやったらこんなに複雑な音が出せるんだ?
― グスタボ・サンタオラージャ/世界的ミュージシャン、アカデミー賞受賞作曲家

私がこれまで出会った全ての演奏家の中で、一番凄い、とんでもないプレーヤーだ。
ケーナというアンデスの民族楽器の域を超えているなんというものではない。
ハインツ・ホリガーがオーボエにもたらしたのと同じような楽器の概念の革命を起こしてしまう演奏家。まさしく規格外の才能。

― 笠松泰洋/作曲家


《プロフィール》(2022年5月末日作成)

岩川光(いわかわ ひかる)
 

1988年4月8日生、青森県弘前市出身。ケーナ奏者、作曲家、マルチ楽器奏者。
9歳よりケーナを始め、12歳より演奏活動に入る。同時期にモダン及びバロックのリコーダーを修め(北村正彦氏の指導を受ける)、10代には作曲や指揮法も学ぶ(下山一二三氏、川村昇一郎氏らの薫陶を受ける)。こうした知見と技術を活かし、前人未到と評される独自のケーナ奏法を開拓、これまでの概念を覆す演奏を展開。
2008年から現地の音楽調査や演奏活動のためにボリビア、エクアドル、チリ、メキシコ、コロンビアなどのラテンアメリカ各国への旅を始め、2013年からブエノスアイレスに拠点を置く。
南米・ヨーロッパを中心に音楽祭出演やツアー公演、ディノ・サルーシ、故ハイメ・トーレス、ホルヘ・クンボ、キケ・シネシら世界的巨匠との共演、バロック・アンサンブル「カペラ・メディテラネア」のソリストとして参加したラジオ・フランスでの公演などを通じ、幅広い分野で国際的に高い評価を得る。
主宰レーベル(Luces de Marugada、OTONOMADO、Mi Mágica Luz)を通じて録音作品を数多く発表。その内容は非常にバラエティに富み、国内外の専門誌で年間ベストに選出されるなど好評を博す。
常に世界規模で複数のプロジェクトを展開。近年はテレビや舞台の音楽録音を通じ、日本のお茶の間でもその音を耳にする機会が増えている。
現代の作曲家との協働、古代楽器の演奏復元、製作家として新モデルの開発など、その活動は多岐にわたる。また南米を中心にマスタークラスの開講も多い。
2020年、新型コロナ・ウイルス・パンデミックにおいても意欲的な制作を続け、『Baroquena』、『Homenajes』の2枚の録音作品を立て続けに発表。さらにケーナ工房『CACHI』をオープンさせた。
2022年1月には、クラシック演奏家の登竜門として名高い東京オペラシティ主催の名物企画『B→C』にケーナとしては史上初の出演を果たし、各方面より惜しみない賞賛を得た。
またアルゼンチンの人間国宝とも言えるチャランゴの大巨匠故ハイメ・トーレスのグループの史上初の非南米人メンバーにして最後のケーナ奏者も務めた。

《公的文化事業関連》
・文化庁 2018年度文化交流使(笠松泰洋氏)の南米全ツアーのコーディネート、通訳、作曲及びソリスト
・ブエノスアイレス市ジャズ・フェスティバル出演
・マール・デル・プラタ ジャズ・フェスティバル出演
・エクアドル 世界音楽祭出演及びキト国立劇場付き特別ソリスト
・スペイン ギホン文化祭出演
・スペイン カタルーニャ伝統音楽祭出演
・メキシコ 国際ケーナ・フェスティバル(メイン・ゲストとして演奏及びマスタークラス)  他

《主なソリスト実績(ソロ公演/オーケストラ共演)》
・東京オペラシティ リサイタルホール(ケーナ/諸外国の民族楽器としては史上初の『B→C』)
・コロンビア 国立博物館ホール(ソロ・リサイタル2回)
・エクアドル スクレ国立劇場(ケーナ協奏曲世界初演)
・パリ ラジオ・フランス オーディトリウム(古楽アンサンブル「カペラ・メディテラネオ」のソリストとして)
・ペルー リマ市立劇場(ペルー&日本国交110周年記念 ケーナ協奏曲などのペルー初演)
・アルゼンチン ブエノスアイレス ウシーナ・デル・アルテ(多数回)
・アルゼンチン ブエノスアイレス キルシュネル文化センター(多数回)
・マール・デル・プラタ コロン劇場  他

《主な特別講義/ワークショップ実施実績》
・コロンビア クンディナマルカ県フンサ文化センター(オーケストラ特別指導)
・アルゼンチン ビジャ・マリア大学(音楽専攻学生向け特別講義)
・エクアドル キト市スクレ国立劇場(現地プロ奏者向けマスタークラス)
・エクアドル UDLA大学音楽学校(マスタークラス)
・メキシコ 国際ケーナ・フェスティバル(現地プロ奏者向けマスタークラス)
・アルゼンチン アンバト考古学博物館(南米大陸の古代楽器の実演と解説)
・東京音楽大学(アルゼンチン音楽に関する講義)
・東京医科歯科大学(ケーナの歴史とその世界音楽史における位置づけに関する特別講義)
・桜美林大学(ポピュラー音楽論)
・東京大学(サークル指導/ケーナ専攻学生向け集中講座)
・名古屋大学(サークル指導/ケーナ専攻学生向け集中講座)  他

《テレビ&ラジオ出演》
・NHK BS『地球テレビエル・ムンド』特集
・アルゼンチン 国営ラジオ
・コロンビア 国営ラジオ  他

《録音作品》
■Quique Sinesi & Hikaru Iwakawa "deseo" (2014)※ 
■Hikaru Iwakawa Trio "primero" (2014)※
■Serkan Yilmaz & Hikaru Iwakawa "amalgama" (2015)※
■Hikaru Iwakawa Trio "SEGUNDO" (2016)※
■Hikaru Iwakawa "SOLO" (2016)※
■P∆JARO + Hikaru Iwakawa "Líneas Ley" (2017) 
・Bandcamp月間ベスト・ジャズ・アルバム選出
■Hikaru Iwakawa & Esteban Valdivia "amapola" (2017)
■Hikaru Iwakawa "Johann Sebastian BACH : 3 SUITES (BWV1007-1009)" (2017)※
・アルゼンチン最有力クラシック専門誌「Música Clásica BA」にて年間ベスト10入り。ケーナによるアルバムとしては史上初。
・アルゼンチン国営ラジオにて特集。
■Hikaru Iwakawa "Futurista Ancestral" (2019)
■Shikou Ito & Hikaru Iwakawa "TUPANANCHISKAMA" (2019)※
・アルゼンチン国営ラジオにて特集。
■Quique Sinesi & Hikaru Iwakawa "UTA" (2019)※
■Hikaru Iwakawa "Baroquena" (2020)
■Hikaru Iwakawa "Homenajes" (2020)
■Takeshi OBANA & Hikaru IWAKAWA "carta" (2022)
■HIKARU IWAKAWA TRIO "TRUCHO SANTO" (2022)

※月刊「ラティーナ」年間ベスト盤選出、CDジャーナルほか掲載
 

《音楽参加・一部作曲(テレビ、ラジオ及び舞台)》
・NHKスペシャル「天皇が創った至宝 ~正倉院宝物が伝える日本誕生~」(2019)
・NHK連続テレビ小説「スカーレット」(2019)
・NHKスペシャル「スペース・スペクタクル 」(2019)
・新国立劇場バレエ「Dance to the Future 2019」
・セルリアンタワー能楽堂 伝統と創造シリーズ vol.10 「HANAGO」(2019)
・NHKスペシャル「人類誕生」(2018)
・TBSアニメ「されど罪人は竜と踊る」(2018)
・NHK土曜時代ドラマ「アシガール」(2017)  他

《共演歴》
ディノ・サルーシ、フアン・ファルー、ラモン・アジャラ、故ハイメ・トーレス、故ホルヘ・クンボ、キケ・シネシ、ダニエル・ミル、モノ・フォンタナ、カルロス・アギーレ、カペラ・メディテラネア、キト・ガト、レオナルド・ガルシア・アラルコン、ミゲル・デ・オラソ 他

 

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